「LinkedIn、やってますか?」
この質問に、「ああ、アカウントはあるけど、ほとんど見てないな…」と答える人は、意外と多いのではないでしょうか。
何を隠そう、数年前までの私がまさにそうでした。一時期は熱心にプロフィールを更新し、新しい繋がりを求めていた時期もありましたが、いつしか通知をオフにし、アプリを開くことさえなくなっていました。
今日は、そんな私がなぜ今、もう一度LinkedInと向き合ってみようと思ったのか、その心境の変化についてお話ししたいと思います。
私がLinkedInから離れた理由
私がLinkedInから足が遠のいた理由は、とてもシンプルです。
「一方的なセールスの連絡に、心底うんざりしてしまった」から。
純粋な人脈作りや情報交換を期待していた私にとって、そこは「ビジネス」という鎧をまとった人々の、売り込み合戦の場にしか見えなくなってしまったのです。
「もういいや」。そう思って、私は静かにLinkedInから離れました。
なぜ、もう一度?心境の変化
それから数年。私は仕事で新しいプロジェクトに携わったり、エンジニアとして専門性を深めたりする中で、ある種の「渇き」を感じるようになりました。
「この分野の最前線では、今どんな議論がされているんだろう?」
「同じような課題を持っている他社の人は、どうやって乗り越えているんだろう?」
「社内や身近な友人だけでなく、もっと広い世界で同じ価値観を持つ人と深く話してみたい」
そんな時、ふと頭に浮かんだのが、あのLinkedInでした。
確かに、セールスが鬱陶しいという側面はあります。しかし、見方を変えれば、LinkedInは世界で唯一無二の「ビジネスに完全に特化したSNS」です。
FacebookやTwitter、Instagramがプライベートや趣味の繋がりが中心であるのに対し、LinkedInにいる人々は、誰もが「キャリア」や「仕事」という共通のコンテキストを持っています。
つまり、あの場所はノイズも多いけれど、本気でキャリアを考え、専門性を高めようとしている人々が集まる、非常に純度の高いプラットフォームなのではないか。
かつてはデメリットだと感じていた「ビジネス特化」という性質が、今の私にとっては「同じ価値観や目的を持つ人と出会いやすい」という、計り知れないメリットに思えたのです。
一方的な売り込みをかわすスキルさえ身につければ、そこには私が求めている質の高い情報や、刺激的な出会いが待っているのかもしれない。そう考えたとき、もう一度ログインしてみようという気持ちが自然と湧き上がってきました。
これからのLinkedInとの付き合い方
もちろん、以前と同じ失敗を繰り返すつもりはありません。再開にあたって、私は自分なりのルールを決めました。
「待ち」ではなく「攻め」の姿勢で使う: 闇雲に繋がりリクエストを待つのではなく、自分が尊敬する人や、興味のある分野の専門家を自分から探し、フォローする。まずは投稿にコメントするなど、少しずつ関係を築いていきたいと思っています。
プロフィールを「名刺」ではなく「意思表示」の場にする: 経歴を羅列するだけでなく、「今何に興味があるのか」「どんな人と繋がりたいのか」を明確に記すことで、ミスマッチを防ぎます。
ノイズは気にしない: 興味のないセールスは、丁寧に、しかし毅然と断るか、スルーする。いちいち心を消耗しない「スルースキル」を身につけることも大切だと感じています。
LinkedInは、使い方次第で「迷惑なDMが届く場所」から、「未来のキャリアを豊かにする出会いの宝庫」に変わり得る。今の私は、そう信じています。
もし、あなたがかつての私と同じようにLinkedInにうんざりしてしまった経験があるなら、少しだけ視点を変えて、もう一度その扉を開いてみませんか?
そこには、あなたの仕事やキャリアを、もっと面白くしてくれる出会いが待っているかもしれません。